「あなたしか見えない!」そんな情熱的な想いを抱いたことはありますか?
好きで大切でたまらない相手がいるだけで、毎日魔法にかけられたかのようにドキドキしちゃいますよね。
そんな特別な人に、ぜひ贈って伝えてほしい花言葉があるんです。
今回の記事ではそんなニュアンスの花言葉をもつ花をまとめてみましたので、あなたの想いにピッタリのものを探してみてくださいね。
目次
花言葉「ぞっこん」の意味を持つ花はある?
ぞっこんとは、心底惚れ込んでいる(入れ込んでいる)さま。
相手を想うがあまり、周りが見えなくなるくらい熱く気持ちが高まることってありますよね。
そんな状態を一般的には「ぞっこん」と言い、偽りのない本心から恋い慕っている様子を表しています。
数ある花言葉の中でも、情熱的な感情を表してくれる魅力的な花言葉は少なくなく、その中から10種の花をご紹介します。
桃
花には「あなたのとりこ」 実には「天下無敵」
フルーツとしても人気が高い桃。
食用と観賞用の品種があり、小ぶりで可愛らしい花をつける観賞用の桃はひな祭りで飾られることが多く、女の子の健やかな成長を願う花として知られています。
この桃ですが実付きが良い点と木偏に兆と書くことから、妊娠の兆しや多産を意味し、女性を象徴する植物として愛されてきました。この魅力的で女性的な花の様子が、花言葉に由来していると言われています。
また中国では、邪気を払い不老長寿を与えてくれる果物と言い伝えられており、そこから「天下無敵」という花言葉がつけられています。
ちなみに、童話・桃太郎で桃が使われたのも、この邪気を払う神聖な果物であったことが由来だと言われています。
ひまわり
「あなただけを見つめる」「崇拝」
夏を代表する花として知られるひまわりですが、その生長方法からこの花言葉がつけられました。
ひまわりは太く硬い茎を伸ばす中で、花が常に太陽を追いかけるように向きを変えながら育っていきます。実はこれ、日光とは反対側の茎がよく伸びることで、結果的に太陽を追いかけながら動いているように見えるのです。
そんな一途に太陽を見つめるひまわりのように、あなたしか見えないことを意味する花言葉がつけられたのですね。
一方で、花の色や大きさでも花言葉が変わることもあり、大輪のひまわりは「偽りの愛」といったネガティブな意味を持つので、贈る際には選んだ花言葉も一緒に伝えてあげるほうがおすすめです。
白い椿
「完全なる美しさ」「至上の愛らしさ」
あなたは申し分ないほど魅力的です!という想いの花言葉がつけられた白い椿。
椿は赤い花というイメージが強いですが、白やピンクの花もあるんです。そんな中で白椿の女性らしい柔らかでつつましい印象から由来するこの花言葉は、ぞっこんを意味するにはぴったりですよね。
ちなみに、椿全般にはその堂々たる咲き姿から「誇り」、赤い椿には「控えめな素晴らしさ」、ピンクの椿には「控えめな美」といったような花言葉がつけられています。
椿は、昔から邪気を払う神聖な植物として親しまれてきましたが、咲き終わった花が落ちる際に花の形のまま落ちることから、縁起の悪い花だともいわれることもあります。
そうした理由からお見舞いには椿の花はタブーとされていますので、注意してくださいね。
サギソウ
「夢でもあなたを想う」「神秘的な愛」
夏に咲く白い花で、漢字では鷺草と書き、まるで白鷺の飛び姿のような純白で繊細な花の見た目から名づけられています。
その美しさから乱獲され、現在では自生のものは絶滅危惧種に指定されています。
花言葉の由来のひとつに、室町時代の吉良頼康と側近となった常盤姫の伝説があります。
吉良に見初められた常盤姫は、一緒に育った白鷺を連れて嫁いだのですが、あらぬ疑いをかけられた結果その白鷺が撃ち落されてしまいました。
それ以来、白鷺が落ちた湿地にはその姿に似た白い花が咲くようになったと言われています。
一見悲しい伝説のようではありますが、それほどの強い愛情をもっていつまでもまっすぐに想い続けることから、この花言葉がつけられました。
ナンテン
「私の愛は増すばかり」
真っ赤な赤い実をつけ、古くから縁起のいい植物としてお正月飾りにも使われているナンテン。
花よりも実や葉をよく見かけると思いますが、その花は白く、徐々に赤く変化していきます。
愛情が高まっていくようなその色の変化から、この花言葉がつけられました。
また、白い花は「深すぎる愛」などの情熱的な花言葉を持っています。
トリトマ
「あなたを想うと胸が痛む」
赤や黄色、橙、白といった彩り豊かな花を咲かせる南アフリカ原産の花です。
トリトマの茎が生長によって曲がっていく様子が、好きすぎて身もだえるような高ぶる感情を表し、この花言葉につながったと言われています。
心底愛する人に、抱えきれないほどの情熱的な想いを伝えるのにぴったりの花言葉ですね。
ゴデチア
「変わらぬ愛」
花は薄く滑らかな質感で、見ているだけで華やかな気分になれる可愛らしい花です。
色の華やかさと、日持ちがよく管理もしやすいことから切り花での贈り物としてもよく親しまれています。
ゴデチアは春の終わりから夏にかけて咲く花であることから、夏の訪れを告げる花として知られてきました。
そうして季節をまたいできれいな花を咲かせ続けることが、花言葉の由来になったと言われています。
長く愛している人へ、これからも変わらず惹かれる想いを伝えるのにおすすめです。
ナズナ
「すべてを捧げます」
春の七草のひとつでも知られているナズナ。
「ぺんぺん草」の愛称で広く知られ、茎を持ち回しながら振ると実がぶつかり合いペンペンといった音が鳴るので、子供のころによく遊ばれる植物としても人気ですよね。
可愛らしい形の実を持つナズナですが、その形から西洋では「羊飼いの財布」と呼ばれています。
彼らは仕事が終わると財布を家族に預ける習慣があったことから、財布に至るまで全てを捧げますといった花言葉につながったようです。
赤いラナンキュラス
「あなたは魅力に満ちている」
幾重にも重なりあった花弁が、ふわりと可憐な花を作り上げているラナンキュラス。
柔らかく女性らしい印象で、春の花としても人気が高い品種です。
白や黄色、赤、ピンクなど色味が豊富ですが、色味によって持つ花言葉もまた変わってきます。
赤いラナンキュラスは、とりわけ情熱的で目を惹くその様から、魅力的で目が離せない様子のこの花言葉がつけられました。ぞっこんな状態を表すにはぴったりの表現ですね。
キキョウ
「永遠の愛」「変わらぬ愛」
日本では、その花の形が家紋に取り入れられたり、秋の七草のひとつとしても親しまれてきました。
しかし近年では減少しており、野生種は絶滅危惧種にも指定されています。
その花は風船のように膨らみながら星のような形に開花することから、西洋ではバルーン・フラワーの愛称でもしられています。
紫の花のイメージのあるキキョウですが、白やピンク、青い花を咲かせる品種もあるんですよ。
この花言葉の由来は、若い女性が恋人をひたすら待ち続ける姿の象徴であったからだと言われています。
ひたむきに待ち続ける、奥ゆかしくも切ない想いが込められているんですね。
「ぞっこん」「あなたに夢中」を伝えるのに、おすすめの贈り方は?
あなたの想いにぴったりの花言葉は見つかりましたか?
次は特別な人に贈る際に、おすすめの贈り方をご紹介します。
一口に花を贈る、と言ってもその方法は様々ですが、やはり王道は花束やフラワーアレンジメント!
特に日持ちのいい花では、花瓶などに生ければその鮮やかさを長く楽しめるのでおすすめです。
相手が花瓶を持っていない場合ではフラワーアレンジメントのほうが管理がしやすいので、さりげなく聞いてみるのもいいでしょう。
また、日ごろから花の世話を楽しむタイプの人には、鉢植えでのプレゼントも喜ばれますよ。
鉢植えでは、寄せ植えと呼ばれる多種の植物をまとめて植え付けることでさらに華やかな仕上がりになりますし、鉢のデザインも相手の好みに合わせて選べたりもするので、特別な贈り物に最適です。
一方、簡単に長く楽しみたい方におすすめなのがプリザーブドフラワーやドライフラワー。
プリザーブドフラワーとは、特殊な加工で脱色させた花に再度着色をした観賞用の花で、まるで生花のようなみずみずしさがあるのに水やり不要なため、プレゼントとしても人気が高いです。
ドライフラワーはその名の通り生花を乾燥させたもので、色味が抜けることで独特な哀愁のある表情を長く楽しめるようになっています。
どちらも花粉や匂いもないので、そういった点に敏感な人にも贈りやすいですね。
そして最後に、一番重要なのが想いを伝えるメッセージカードです。
花言葉は色や品種によってがらりと意味が変わることもあります。せっかく選んだのに違う意味の花言葉が伝わってしまった!なんてことにならないように、あなたの想いとともに選んだ花言葉を伝えてみてくださいね。
まとめ
ぞっこんで夢中な相手へ贈る花言葉、いかがでしたでしょうか。
相手を想う気持ちは様々ですが、情熱的な感情の高まりを表現できる花言葉はどれも魅力的でしたね。
また、身近な花から聞きなれない花まで、その花言葉の背景を知ることでますます愛情をもって選べるかと思います。
大切な人に花を贈るのは、一度きりでなくてもいいんです!
何かの節目や特別感を演出したい時、はたまた日常の気持ちを伝えるのにもおすすめなので、ぜひプレゼントに選んでみてくださいね。