仕事やプライベートで、相手に対してお詫びをする場面は意外と少なくないですよね。
ちょっとしたことから大きなことまでその規模は様々ですが、仲の良い相手に対して謝罪をする際、あなたならどんな方法で気持ちを伝えますか?
手紙と一緒に伝えたり、はたまたメールだけで済ませたり。
実はそんな場面でも贈るのにふさわしい花言葉をもつ花があります。
「えっ、謝るのに花を贈るの?」と思うかもしれませんが、適切な花言葉を選んで心を込めて贈ることであなたの気持ちがもっと伝わりやすくなるのでおすすめです。
また、直接伝えるのが不安な場合や素直になれない時にも、あなたの行動を一押ししてくれるきっかけにもなります。
今回はそんな謝罪の意味を込めた花言葉をいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
「ごめんね」「許してください」の意味をもつ花は?
「ごめんね」を伝えたい理由は様々ですが、それぞれニュアンスが少しずつ違う花言葉を6種類まとめてみました。
カモミール
「仲直り」
お茶としても有名なカモミール。
純白の花びらと鮮やかな黄色い花で知られています。
その名前は、ギリシャ語の「khamai(大地の)」「melo(リンゴ)」が由来であり、リンゴのような優しくフルーティな香りが特徴です。
多様な品種があるカモミールですが、もつ花言葉もそれぞれ違います。
一般的にカモミールと言われる品種であるジャーマン・カモミールでは「仲直り」という花言葉がつけられています。他にも「逆境に耐える」という花言葉も持つので、贈る際は選んだ花言葉をストレートに伝えてみてくださいね。
ディアスシア
「私を許して」
ディアスシア(ディアスキア)とは、ピンクや白、オレンジなどの華やかな色の花が特徴で、葉の縁には細かいギザギザを持つ植物です。
ギリシャ語の「2つの袋」という言葉が名前の由来になっており、花の裏側に2つの突起(距)がついているのが特徴。
花言葉の「私を許して」の由来は諸説あり、例えば、小さな花達が風にそよぐ姿がまるで許しを請いているように見えるため、また、唇型の花びらと距の形から怒った顔を連想させるため、という説もあります。
小さくて可愛らしい花なので、花束などの贈り物にしても華やかに見えるのでオススメです。
ハシバミ
「仲直り」「調和」
あまり聞いたことのない名前でしょうか?実はヘーゼルナッツを実としてつける植物、それがハシバミなんです。
仲直りにピッタリの花言葉をもつハシバミですが、その由来はギリシャ神話から来ていると言われています。
全知全能の神ゼウスの子ヘルメスと、太陽神アポロンが仲違いをしてしまった際、ヘルメスは謝罪の意を込めてアポロンへ堅琴と笛を贈りました。
後に友好の証としてアポロンから贈られてきた杖、それこそがハシバミでできていたために「仲直り」「調和」といった花言葉がつけられたのだそうです。
実が有名な一方で、花としてのハシバミは枝から長い穂のように垂れ下がるためやや特徴的で贈り物としてはあまりお勧めできません。
もし贈り物に選ぶなら、造花でのプレゼントやその実を生かして贈る方がいいかも知れませんね。
カンパニュラ
「後悔」「感謝」
釣り鐘型の花が特徴的なカンパニュラ。古くからヨーロッパをはじめとした世界各国で愛されてきました。
日本では風鈴草や釣鐘草の名前でも親しまれています。
その釣鐘のような花の形から教会の鐘に例えられ、そこから連想される花言葉がつけられています。
花言葉の「後悔」は過去を振り返って反省の想いを伝えるのに、ぴったりな言葉ですよね。
ヒヤシンス
「I’m sorry(ごめんなさい)」
春の花としてカラフルな花でも知られているヒヤシンス。
小学校の時、授業の一環で育てていた人も少なくないのではないでしょうか。
小さな花がまとまって穂のように咲くその姿は、華やかでとても魅力的で、インテリアとしても人気が高いです。
ヒヤシンスには色別に様々な花言葉がつけられていますが、花全体の花言葉は「スポーツ」「ゲーム」「勝負」になります。
これは、少し悲しいギリシャ神話からつけられたもので変わっていて面白いですよね。
一方で「ごめんなさい」「許してください」は西洋で使われている花言葉です。
日本の花言葉の由来にもなっているギリシャ神話内にて、西風の神ゼピュロスの後悔の念を込めた花言葉だともいわれています。
マーガレット
「変わらぬ思い」「真実の友情」
マーガレットと言えば園芸品種としても人気が高く、多くの人に親しまれている身近な花です。
育てやすい性質から品種改良も進んでおり、それぞれの品種に様々な花言葉がつけられています。枯れても花びらが散って落ちない特徴から「(受験に)落ちない」といった花言葉もあるんですよ。
これからもずっと仲良くしてほしい、という永続的な願いの花言葉を持つので、仲のいい親友への贈り物にピッタリです。
今までの友情を思い出して仲直りしたい、そんな想いをこめたい人へぜひ贈ってみてくださいね。
謝罪を伝える花のおすすめの贈り方は?
そして次に、選んだ花を効果的に贈るおすすめの方法をご紹介します。
花言葉が適切だから、と言って黙ってそれだけを贈られても、相手にその意図が伝わらなければ意味がありません。
むしろ贈り方によっては「この前のこと、もう忘れてるのかな?」と相手に不信感を抱かせる可能性もあります。
せっかくの謝罪の場。
花を贈るというきっかけを上手く生かして、あなたの本心がしっかり伝わるように贈る方法を選んでみてくださいね。
手紙を添える
やはり第一に大切なのは「ごめんね」の気持ちを伝えることです。
口に出して言いにくい際は、手紙やメッセージカードに書き添えて、花と共に贈りましょう。
贈る花にこめられた花言葉を一言でも構いません。
正直なあなたの気持ちを受け取ったら、相手も素直な気持ちをさらけ出して、改めてお互いの大切さに気付くはずです。
手土産とともに贈る
謝罪と言えば手土産を贈る、という方も少なくないと思います。
花だけの贈り物でも喜ばれますが、一緒に相手の好きなものを手土産として用意し、贈ることでもさらに喜ばれ、仲直りのきっかけになります。
手土産の内容は、和菓子や洋菓子、調味料やハンカチなどの小物など。相手をよく知るあなただからこそ選ぶものが一番ですね。
相手の喜ぶ顔と、仲直りした後の前向きな関係を想像しながら、ぜひ選んでみてください。
思い出の場所で贈る
さらに、相手との大切な思い出の場所で贈るのもオススメです。
その場所での楽しかった出来事が次々に思い出され、さりげなく花を贈られたらきっと相手も喜んでくれるでしょう。
仲直りした後には、その場所にまつわる思い出についてお喋りするのも素敵ですね。
二人の大切な思い出を通じて、「ごめんね」の気持ちは忘れずに、また新たな関係を築いていくきっかけにしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
一口に謝罪と言っても、その内容は人によって様々です。
今回は花を贈ることで、相手を想いその関係を大切にしていきたいというあなたの気持ちをしっかり伝える方法をご紹介してみました。
伝えにくい言葉も、素直になれない気持ちも、魅力的な花を通じてぜひ伝えてみてくださいね。