新型コロナウイルスがじわじわと世界に広がっている様子が連日の報道で伝えられ、4月や5月になれば収束するのかどうかも分からず、不安な気持ちを抱えたまま生活されている方が多いと思います。
結婚式の予定がある方にとっては、様々なイベントが延期や中止になっている中で「結婚式は中止にならないの?」「新型コロナが心配で結婚式に行きたくない(;;)」と不安に思っている方も多いはず。。
実際に私も、3月の頭に友人の結婚式がありました。
仲の良かった友人たちが集まる式だったので「結婚式には出席したい!でもやっぱりコロナウイルスが心配で今の時期は正直行きたくない…(;;)」という気持ちでした。
招待状には出席と回答しましたが、最終的に私はその3月の結婚式を欠席することにしました。
私以外の友人は皆出席したので批判を覚悟していましたが、結果的に結婚式をあげる友人も、参列した友人とも非常に円満な状態で欠席することができたので、今回はその情報をお伝えしたいと思います。
4月や5月に結婚式の予定がある方で、「欠席しようか迷っている」「4月や5月でも断っていいの?」「仲が悪くならないように断るにはどうしたらいいの?」という方にお役に立てばと思っています!
目次
新型コロナが心配で結婚式に行きたくない人は少なくない!
新型コロナウイルスが不安で結婚式に行きたくない…という方は少なくありません。
2月26日の大規模イベントの自粛を安倍首相が要請しているので「結婚式も大人数が集まるイベントだよね…?」と、不安に思う方がいて当然です。
このような状況なので、結婚式の予定がある人はネット上でも困っている様子が見られます。
近々結婚式行くんですが、結婚式場側から延期案を打診してほしい。迷っている夫婦、欠席が増えて辛い思いしている夫婦がほとんどだと思います。致死率の問題ではなく、未知のウイルスだから皆恐いんです。各式場は考慮をお願いしたい。#コロナ結婚式 #結婚式場
— りらくま子 (@uQC3bkhFiI4UfOW) February 29, 2020
卒業式が中止になってるのに結婚式が中止や延期にならない意味がわからない。
クルーズ船ので知ったじゃん。ビュッフェとか近距離で話しながら食べると感染しやすいって。
結婚式の時のカメラマンに撮ってもらう写真マスクだらけになったら変よ。#結婚式 #コロナ結婚式 #マスク結婚式 #コロナ
— 浅香夏生 (@asakanatsukii) March 7, 2020
結婚式は大人数が集まり、披露宴で食事がありますよね。
また、「結婚式場は換気ができないんじゃないか」、「結婚式というおめでたい場だから体調が悪くても欠席しない参列者がいるんじゃないか」、「結婚式場のスタッフや参列者はマスクをするのか」など不安要素が多く、自身や生活を共にする家族の健康を考えるのであれば、行きたくないと思うのは仕方のないことです。
今の状況下で招待されている結婚式に結婚式に列席したいかどうかの調査が実際に行われています。
そこでは約2割の人が「出席したくない」と回答しています。
41.3%の人が「とても出席したい」、残りの40.5%の人が「やや出席したい」と、出席したいという回答の半数も、迷いがある印象です。
新型コロナウイルスがあっても結婚式は決行される?
結婚式でコロナウイルスにかかるかもしれない…と参列者も不安ですが、3月や4月に結婚式をあげる新郎新婦が一番不安かもしれません。
結婚式は最近では1年以上前から計画をして準備を進めるそうなんです。
自分たちが主役となる人生で一番の晴れ舞台かもしれないのに…と考えると本当に可哀想ですよね。。
コロナウイルスの感染者が日本で出たばかりの3月以前は、中止や延期をすると料金が発生してしまうため、結婚式をそのまま行うことが多かったようですが、3月以降は延期や中止にする新郎新婦が徐々に増えています。
結婚式場もそれに合わせて、延期の追加料金なしで延期を可能にしたりとコロナウイルスの状況下にあった対応をしている所もあるようですが、式場によって対応は異なりますし、3月後半や4月になればまた状況がかわるかもしれません。
4月,5月の結婚式に欠席はOK?断る方法は?
新型コロナウイルスに対する結婚式場の対応は様々ですので、中止や延期にならない場合、参加者自身がコロナウイルスへの対策を考える必要があります。
4月になれば新型コロナウイルスの感染が収束しているのかどうかは誰にもわからないので、現段階では様々な判断があって当然です。
結婚式は、披露宴での料理の準備や引き出物の発注がありますので、参加者の人数が確定した後に変更があると主宰の新郎新婦に迷惑がかかってしまいます。
4月や5月に予定される結婚式であっても欠席を伝えるタイミングによって、どのように対応すべきか変わってきます。
そのため、 『いつ欠席の連絡をするのか』が非常に重要です!
ここからは結婚式への欠席を伝えるタイミングごとの対応を紹介します。
結婚式の招待状に返信する前に欠席を決めた場合
結婚式の招待状に返信をする前に判断ができると1番良いですよね。
この場合は、招待状に返信する形で欠席の連絡をしましょう。基本的には返信は早い方が良いのですが、欠席の場合は数日置いてからお祝いとお詫びの言葉を添えて返信するのが良いです。欠席の連絡が早いと結婚式をあげる2人をがっかりさせてしまうかもしれないからです。
欠席する場合のご祝儀やプレゼント
結婚式に招待をいただいた関係であれば、欠席をする場合もご祝儀を渡すのが一般的です。
欠席の場合は、出席する場合のご祝儀金額の2分の1から3分の1程度が相場とされています。
結婚式で用意される食事や引き出物をいただかないため、出席する場合よりも金額が少なくなります。
ご祝儀の代わりに同額程度のプレゼントを渡すのも良いでしょう。
結婚式の招待状で出席の返信をした後、欠席に変更する場合
結婚式の招待状に返事をした後で、欠席に変更する場合には注意が必要です!
一般的に結婚式の1~2週間前に、新郎新婦は参列者の人数を最終決定し、結婚式場に伝えて、料理や引き出物の発注を行います。
結婚式に参列する人数の最終決定をする前であれば、料理や引出物のキャンセルができるので新郎新婦への負担は大きくありませんが、人数の最終決定の後であれば料理や引出物のキャンセルはできません。
結婚式に欠席すると決めたら一刻も早く新郎新婦に、欠席の旨とお詫びを伝えましょう。式の準備に支障がないようすぐに伝えることを考えると電話でいち早く伝えることが大切です。
欠席する場合のご祝儀やプレゼント
まだ料理や引出物のキャンセルができる時期であれば、「結婚式に出席していたら包んだであろう金額」の半額程度を披露宴が行われる前に贈るのが一般的です。
結婚式直前で料理や引き出物のキャンセル料が発生してしまう時期であれば「結婚式に出席していたら包んだであろう金額」を全額贈るのが良いです。
しかし実際には、人数の最終決定の前に欠席を伝えても、お詫びの気持ちを込めて「結婚式に出席していたら包んでいたであろう金額」を渡す人も多いようです。申し訳ないという気持ちを示し、より丁寧な印象になります。
また急な欠席であればフォローの気持ちを込めて、披露宴当日には会場宛に電報を打つと喜ばれるでしょう。
3月に結婚式参列予定だった私が実際に円満に断った方法!
新型コロナウイルスを理由に結婚式を欠席した、実際のエピソードをお伝えします。
似たような状況でお悩みの方の参考になれば幸いです☆
新型コロナウイルスで結婚式を断る判断をした理由
結婚式の招待状に返事をした時には新型コロナウイルスの感染はまだ始まっていなかったため、招待状には出席の返事を出しました。
しかしその後日本でも新型コロナウイルスの感染が広がり、1歳にもならない娘がいたため、結婚式をあげる友人に相談する形で連絡を取っていました。
友人からは「◯日に人数の最終決定を式場に伝えるから、それまでに決めてくれれば良いよ。」と言われていたのでそれまで真剣に悩みました。
友人には言いませんでしたが、不安で結婚式場に直接連絡をしました。
結婚式場ではコロナウイルスの感染対策をどのようにしているのか確認をすると、消毒を設置する程度という回答だったので、やはり不安が払拭できないと判断し、欠席しようと決めました。
結婚式をあげる友人への欠席の連絡
結婚式をあげる友人とはそれまではLINEのメッセージでやりとりをしていましたが、欠席の連絡は電話で伝えました。
新型コロナウイルスのことがやはり心配だということ、仮に感染した場合に家族に迷惑をかけると正直に話しました。
前々から相談していたこともあり、「こんな時だもんね、大丈夫だよ。」と優しく受け入れてくれました(泣)
しかし、なんとなく声に元気がなかったので、「正直断った後も傷つけてしまったんじゃないか」、「もう仲良くしてくれないかも」と断る前以上に不安な気持ちでいっぱいでした。
その後、自宅にいる日程を確認し、後日に直接ご祝儀を渡しに行くことにしました。
結婚式をあげる友人へのご祝儀とプレゼント
結婚式するのは私の友人だったので、参加する場合は3万円のご祝儀を渡すつもりでしたが、最終的な人数の決定前だったので、ご祝儀は1万円を包み渡しました。
それでも直前に欠席を連絡したこともあったので、ご祝儀だけでなくプレゼントも贈りたいと思い2万円程度のプレゼントを用意しました。
結婚式をあげる友人にご祝儀を行くと「わざわざ持ってきてくれたの!」と、とても驚いて喜んでもらえて一安心。
一緒にいた旦那さんにもお詫びとお祝いを伝えました。
また結婚祝いのプレゼントとして「◯◯を送らせてもらおうと思うんだけど使いそうかな?」と相談をすると「え〜!いいの??」と、とても喜んでもらえました。
私の娘を抱っこしてもらったりと、短い時間でも直接会っていつも通りの楽しい会話をして10分程度で帰りました。
電話では元気がないと思っていましたが、実際に会うと幸せオーラの出た元気な様子を見ることができ、安心して欠席することができました。
結婚式に参加する友人と結婚式当日のフォローの連絡
共通の友人も集まる結婚式だったため、参加予定の友人たちにも、欠席の判断をした旨を伝えました。
おめでたい席のことなので、批判を覚悟して連絡しましたが、「個人で判断しないといけない状況だもんね。」と理解してくれ「あなたの分もお祝いしておくね!」と受け入れてくれました。(本当に優しい友人たちです。泣)
また結婚式当日にも、結婚する友人に向けて、改めてお祝いのメッセージをLINEで送りました。
(式の当日は新郎新婦は大忙しなので、電話はNGです!)
まとめ
新型コロナウイルスで結婚式だけでなく、社会全体も大きな影響を受けている状況なのでさまざまな人が様々な判断する必要があります。
今回私も友人の結婚式を断るにあたって、かなり気を遣いながら、調べたり人に聞いたりして可能な限りで最も丁寧な対応をしました。
その結果結婚する友人とも、他の友人とも亀裂の入ることなく円満に終えることができました。
結婚式を延期や中止するカップルも、4月や5月であっても決行するカップルもいてそれぞれに事情やそれぞれの状況があるので、尊重しつつご自身の対応をしていただければ良い思いますよ!
最後まで読んでいただきありがとうございました!