『魔女の宅急便』といえば毎年ハロウィンにキキのコスプレをする人がいるほど、その世界観やキャラクターが愛されている作品ですよね。
『魔女の宅急便』の宮崎駿監督によるジブリ映画は誰もが知っていると思いますが、実は元となる原作があります。
その原作者さんが激怒しているという何やら穏やかでないウワサが…
魔女の宅急便の原作者は何に激怒したのか?そもそも激怒したってホント?
というところを調べてみました!
目次
魔女の宅急便の原作
「魔女の宅急便」の原作は、角野栄子さんの児童文学「魔女の宅急便」。
魔女の宅急便シリーズは1985年に誕生して、「魔女の宅急便 その6 それぞれの旅立ち」で2009年に完結するまで日本国内で累計180万部を売上げたロングセラー小説です。
魔女の宅急便シは日本国内だけでなく、アジアやヨーロッパでも翻訳版が刊行されています。
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魔女の宅急便の原作者 角野栄子さん
魔女の宅急便の原作者の角野栄子さん、なんとインスタグラムもやっていています!かわいい!
角野栄子のプロフィール
角野栄子(かどの えいこ)
童話作家、絵本作家、ノンフィクション作家、エッセイスト
1935年1月1日生まれ(現在の年齢は85歳)
早稲田大学教育学部英語英文学科卒業
アッチ・コッチ・ソッチのちいさなおばけシリーズなど多数の著書があります。
角野栄子の経歴
24歳のときに自主移民としてブラジルへ行く。
その体験を元にデビュー作の『ルイジンニョ少年 ブラジルをたずねて』を執筆。
角野栄子の娘リオが中学生時に描いた魔女のイラストに着想を得て「魔女の宅急便」の執筆を始める。
2018年には児童文学のノーベル賞と呼ばれる国際アンデルセン賞作家賞しています。
魔女の宅急便の原作者が激怒のウワサが…
魔女の宅急便は1989年に宮崎駿監督によりアニメ映画化されますが、その際に原作者の角野栄子さんが「激怒」したとのウワサがあるんです。
たまーに…魔女の宅急便 原作者の 角野栄子 さんは、ジブリ版の改変に激怒して宮崎駿監督と揉めたっていうのを目にするんだけど、それは本当の出来事なのかな?
— だいすけ (@dai_123456) June 15, 2018
「魔女の宅急便」とか、原作者が「全然原作と違うじゃねーのフザケンナ」と激怒したレベルって聞くもんなあ
— タチバナさん (@tatibanasan0M0) July 23, 2018
魔女の宅急便の原作者が激怒の真相は?
魔女の宅急便の原作者、角野栄子さんはとても穏やかな方に見えますが激怒したのは本当なのか…?
調べてみると、さすがに「激怒した」という表現ではありませんが、揉めたことは確かだろうという情報がありました。
角野は『魔女の宅急便』の映画化に際し、当初は唯一の注文として「キキが旅立つ時にキキの故郷の木に付けられていた鈴を鳴らすこと」のみを求めていた。その後制作が進むに連れ内容が大きく変わることに否定的になったが、宮崎駿監督と数回対談し解決した。
数回の話し合いがあったということで、間違いなく揉めていたのではないでしょうか…。
”内容が大きく変わることに否定的になった”ということなので、「制作しないでください」という話になっていたかもしれませんね。激怒と表現されるレベルの事態かもしれないです。
他のインタビューで原作者の角野栄子さんは「ジブリの魔女の宅急便の映画を最初に見た時、どう思いましたか?」と質問されこのように答えています。
「あれ?」と思いました。鈴木(敏夫)さんというプロデューサーが「宮崎駿という人は、あまり原作を使わないので有名だからね」って言うので、そのつもりでいましたけど、私は「タイトルと名前は変えないでください」「世界を変えないでください」とだけ申し上げたんです。だけど、お話の筋がちょっと違うのでびっくりしました。私はもう少し可愛いラブストーリーになるかと思ってたんです。
映画を見てから原作を読む方がすごく多くて、それはそれでよかったと思います。
出典:AERAdot
角野栄子さんご本人のインタービューからも宮崎駿監督のジブリ映画制作の際になにかしら揉めていた様子が伺えますね。
しかし、最終的には映画を見て原作にも人気がでたということで円満に解決しているようで、ほっとしました(^^;)
まとめ
魔女の宅急便の原作者が激怒しているというウワサは、ほぼ「本当だった」と言えるでしょう。
映画と原作の結末の違いに激怒したのか、どの部分が実際の「激怒」ポイントだったかは定かではありませんが…
魔女の宅急便は宮崎駿監督によるアニメ映画だけでなく、蜷川幸雄氏演出でミュージカル化されたり、清水崇監督による実写映画化などがされています。
そのことに対して角野栄子さんは、
「皆さんがご存じのキキがいるでしょ? アニメのね。それから蜷川さんがミュージカルにしたでしょ。今度は清水(崇)監督。いろんな方が創ったキキを見られるというのはとても楽しかった」と振り返った角野。今回の実写映画化についても「わたしのキキはわたしの中にいるんだけど、宮崎さんのキキ、蜷川さんのキキ、清水さんのキキっていうのが、またそれぞれ違って面白いかな」と思った
と語っています。
過去に色々あった様子(激怒かどうかは断定できませんが)がありましたが、今となっては色々な『魔女の宅急便』を面白いと思っている様子で安心しました♡
最後まで読んでいただきありがとうございました!